AM9:30:蒸しタオルをセット
ミーティング、掃除、準備の後、蒸しタオルをつくる。まずタオルを濡らして二つ折りにし、両手でくるくると回しながら巻き付けていく。
床屋・理容室で髪を整えたり、顔を剃ったりする仕事。
全国の理容院のほとんどが、個人経営であることから、実家が理容院を営んでいたり、自分の店を持って独立したいという理由から理容師になる人が多いです。髭や顔のうぶ毛を剃るシェービングは、理容師にしか許されていません。また、理容師しか使えない道具としては、カミソリ・バリカン・ヘアアイロン・刈り上げ用のビッグシザーなど。理容師の魅力は、シャープなカットやハードなデザインをつくれること。ミリ単位の細かいカットが要求されます。従業員が多い大型理容院などでは、カラーダイやマニキュア、メンズエステなど、個人の理容院よりも幅広い技術が求められる傾向にあります。
一般的なのは、高校卒業→専門学校→国家資格→理容院就職のコース。専門学校では、理容師になるための技術を身につけながら、国家資格を取るための勉強ができます。昼間・夜間課程は2年、通信課程は3年通います。また、理容院で働きながら専門学校へ通う道もあります。働きながら学ぶのは大変ですが、即戦力となるまでの時間や経済的にも魅力です。
ミーティング、掃除、準備の後、蒸しタオルをつくる。まずタオルを濡らして二つ折りにし、両手でくるくると回しながら巻き付けていく。
最初のお客さまが来店。バリカンとハサミを使い分けて調髪する。男性モデルの影響で、手ぐしでスタイリングすることが多い。もちろん、蒸しタオルで顔を温め、「髭そり」も。
閉店後、ミーティング。流行のヘアスタイルを研究し、お客様のイメージに合うような髪型にセットできるように練習。
男性も美容院に通う傾向に対応して、アイディア勝負に賭ける理容院が増えています。クリニックサロンといった名前をつけ、調髪・シェービングのほかに頭皮や毛髪などのケアに力を入れる店舗や、シェービングを武器に女性客を取り込む理容院なども登場!理容師ならではの技術を売りに、理容業界は今、大きく変わろうとしています。理容師を目指す女性が増えているのも現状です。
理容院に勤めた場合、普通技術者で23万円、熟練技術者で27万円くらい。見習いだと15~16万円くらいです。
個人理容店の場合、平均営業時間は10~12時間。休日は月に2~4日と考えておくといいでしょう。
国家資格が必要です。試験は、「筆記試験」と「実技試験」が行われます。